美術館絵師到 作品展示室

我が先輩や友人知人の中には芸術の才能豊かな隠れた逸材がおられます。
そうした方たちの作品をここに掲載し皆さんと共に鑑賞したいと思います。
   
I have some friends of amature artists .I hope you come in contact with their pictures.

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梅本さん自画像
左からユウサン、絵師さん、がん
絵師自画像  雄さん、絵師、がん 

  私の会社の大先輩に、梅本到 さんがいらっしゃる。大先輩と言っても私から見れば”雲の上の人”なので直接お目にかかったことは、1〜2度だろうか?おそらく梅本さんは覚えていらっしゃらないと思いますが・・・・・
梅本さんは、「
人事屋が書いた経理の本」でもつとに高名で未だにその本はベストセラーです。また絵手紙の世界でも有名で、ご夫婦で活躍されています。「夫婦で楽しむ小さな旅のスケッチ」等たくさんの作品集を出版されています。このたび昔のよしみで、これも我が上司であった中村雄二さんの声かけで、梅本到さんからの貴重な絵を配信していただくことができました。すでに世の中には書籍となって出ているのでご覧になった方は多いこととは思いますが、ここに梅本さんのお許しがいただけたので、こんなつたないホームページではありますが、友人たちにもお裾わけをしたいと思った次第です。作品数が多いので数回に分けて展示する予定です。最後までお付き合いいただければ幸いです。

2017年6月17日13時〜防府市ルルサス2階第2研修室に於いて
絵師到さんの作品展示と講話があります。会費無料どなたでも視聴できます。.


 安曇野土産      

2011年9月29日・30日の二日間にわたり絵師到画伯と中村雄二さんは貴重な時間を割いて、私にお付き合いくださり信州・安曇野に足を運んでくださいました。今回はそのシリーズを紹介させていただきます。

絵師さんからお土産に頂いた作品ですクリックで動画「安曇野」へ
               安曇野散歩

穂高の駅に近い穂高神社にお参りしました
●毎年9月のお祭りでは舟を模った大きな山車にいろいろの人形を乗せて引くのですが境内でそれをドカンドカンと正面からぶつけあう。こんな山の中で舟というのは、安曇族が九州から来た海人だった名残だそうです。当時の安曇がどのような所だったかを想像しました。//絵師 到
                 樹海

九州の海人が信州の山中に逃げこんだ歴史はユウサン「信州・安曇族の謎」に詳しいが
●今でこそ農地広がる良い眺めですけれども、逃亡地の安曇は樹木が覆う人蹟稀な、農業不適の地だったでしょう。ふと満州から引き揚げて松本近郊の山林を開墾した叔父たちの苦労を思い出しました。以前ご案内済みですがユウサンの「…謎」はご一報次第転送します。//絵師 到
              大王わさび園    

わさび畑の向うにあった家屋を白抜き画法で描いてみました
●今日は妻と千葉市美術館へ河野元昭先生の講演を聞きに行きます。「鬼才・鈴木基一の魅力」です。いま開催中の「酒井抱一と江戸琳派の全貌」は、敢て全貌と銘打つだけに全体だけでなく後継者の個性にも光を当てる大規模詳細の展覧です。千葉市美頑張ってます。//絵師 到
             TVドラマのセット

わさび園の一画に残っていた三角屋根の家をお届けしますね
●昨日の講演会では抽選で当たった熱心な聴衆が詰めかけて満席でしたのに最前列の関係者の席へ案内してもらい本当に恐縮しました。大人気河野元昭先生の面白い講演の雰囲気を知るには「秋田県立近代美術館」のブログで「館長のつぶやき・・・」をお読みください。//絵師 到
                早春譜

川べりに立つ「春は名のみの風の寒さや」の碑 大きな石が詩で左が楽譜です
●先日ユウサンとガンサンに安曇野土産として差上げた絵をお二人が同時に「貰った絵を自分が撮影するとこんな画像になる」と送ってくれました。鮮明で違う絵かと思うほどで。まずいなあ、皆さんにぼやけた絵を見せているんだ。カメラ、PC、撮影技術――原因はどれだ。//絵師 到
               わさび園

わさび田は沢山見かけましたが観光客が詰めかける大王わさび園では
●散歩コースがありTVでよく見る川もきれいです。安曇野には川が多く合流したり別れたりさらに場所によって名前が違う。梓川 奈良井川 犀川 高瀬川 乳川 中房川 烏川 さらに灌漑用の拾ケ堰もある。龍門淵公園では水が噴き出し音をたてるように流れていました。//絵師 到
           川の安曇野

アルプスを源流とする川は音たてて流れ湧きだすのだが安曇野の土地そのものが
●岩が砕けて出来たものだからしみ込んでしまって農業に適さない。そこで灌漑用水として拾カ堰をつくったが、今度は豊富な地下水まで近年のホテルや工場の進出によって温度が上がりワサビの栽培が危機に直面している、というのがユウサンのレポートでしたね、たしか。//絵師 到

信州の自然学散歩「安曇野の湧水が危ない」参照
               鯉川酒造 

絵は安曇野ですが庄内の話を申し上げます 
●先に「男の隠れ家」で表紙になった鯉川酒造は一家で音楽家です。ヴォイストレーナーをしている妹の佐藤涼子さんが10/28 19:55からTBSのピッタンコカンカンに出るらしいの。それって安住アナの番組ですよね。今夜は日本酒をやろうかナ。「別嬪」は美味いですよー。//絵師 到

鯉川酒造の話は「羽黒・黒川」の中でも出てきましたね。
(編集子)
                 そば

まだ刈り取っていない蕎麦畑がところどころにありました
●蕎麦を好きになったのは仙台勤務の頃で山形へ出張するとWへぎそばWというまな板のようなものに沢山盛ったのを盛大に食べたものです。山形は味が全体に辛いようで、おかげで汁は少々塩辛いのが好みになり、我が家ではそばは小生のだけ辛口にしてもらうのです。//絵師 到
           アルプスの向かい側

豪快なアルプス側だけじゃなくて此方も安曇野だったよねえということで
●昨日は神田の古書店街へ吟行しました。古本まつりで人出がすごい。で、小生も買いました小島剛夕の「斬殺者」上下600円。実は小島剛夕や白戸三平、最近では松本大洋の絵が大好きで。美術史家は漫画や劇画をどう見ているのでしょう、というのはですねえ先日の・・・//絵師 到

                 灯台

先日千葉市美術館で河野元昭先生がWさいとうたかおWを例に答える場面を見ました
●「ゴルゴ13」!そこで辻惟雄「日本美術の歴史」を繙けば手塚 白土三平 つげ義春 宮崎駿がでてくる。美術の灯台である方々が市井の短かいブームだった分野をも照らしてくれるなら劇画も美術史の一画に残り得る。初めて劇画をアートと認識して小生は興奮しました。//絵師 到

←穂高神社で見た道祖神(注・編集子)
           6年目に入ります

このmail展覧会を始めて5年たちました
●2006年に手持ちの絵を整理しようと始めた「お別れ展覧会」でしたが、いまでは見ていただくために描くようになりました。これからも「絵ッセイ」を創り続けたく存じますれば、どうぞこのまま続けてご覧くださいますよう。貴方様が健康でお過ごしになるようお祈りしております。//絵師 到

                  

安曇野には道祖神がたくさんあって屋根つきの囲いに入っているのもあるし
●道端に佇んでいるのもあります。自転車で回るように地図もできていたけど風景の一部になっていて拝む人は少ないように見受けました。地域限定の神様だからかしら。古びた神様にはやはり神々しさが宿るようですけど、見てよ、供え物が石だなんて。なかなかですよね。//絵師 到

                お仲間

道祖神は村の守り神で多くは村の中心である辻や三差路に立っていて
●拝むとなんでも聴いてくれる気さくで身近な神様という感じがしました。国家鎮護の宗教とは違う自分たちの日常の、五穀豊穣とか無病息災、子孫繁栄を祈るにはちょうどいい大きさで。これなんかその典型でしょう。最近作った大きいのは彫刻を飾ってる感じがしましたもの。//絵師 到
            古いもの

この道祖神なんか彫りがきれい過ぎですが苔むしてきたからまあよろしいというか
●どうも古びたものほど尊さが感じられるのものですね。さらに稚拙であるとか立派でない、あるいは巨大であるなど常のものでないから感じるものがあるんじゃないか、岩や樹でも。真っ盛りでないものにも美を感じると先日講演で伺ったのです日本人はですね、どうしてか。//絵師 到

             安曇野散歩

天蚕センターの辺りを散歩しました 安曇野はどこを歩いてもいいですよねえ
●秋田県立近代美術館のブログにある「館長のつぶやき・・・」が10月の記事に更新されています。河野館長さんの忙しさには魂消ますね、講演につぐ講演、時にお酒でへろへろ。10/10の項に絵手紙絵師の梅本到夫婦と会って盛り上がると記事になっているので驚きました。//絵師 到
           昼前の安曇野道

別荘地を取材するかとユウサンが気をつかってくれたけど いやこのままでと
●林の間を歩きつづけました。道から少しはずれた畑の向うにあるのは農機具小屋ですか、蔵も主屋も重なって見えます。道端に栗がいっぱい落ちていました。今朝は千葉も雨なので公園の掃除と体操を休みとして、暗いうちから風呂にはいり野菜ジュースを飲みました。//絵師 到
              数学者

当代随一の売れっ子画家として知られている安野光雅さん
●実は「数学ジャーナル」に連載欄を持つほどの数学者でもある。いま読んでいるのはその文章をまとめた一冊ですが、ただ小生自分の数学的センスにはまったく自信がありません。願わくば諸兄一読して感想を聞かされんことを。朝日文庫「算私語録」として出ていますれば。//絵師 到
 ←副題 緑の中に住む ということは(編集子)
           巨人伝説

WでいらぼっちWは榛名山を一晩でつくったとか富士山を作るために甲府盆地ができたとか
●あちこちで語り伝えられたので名前もいろいろのようです。室山の頂上にとぼけ顔の像が建っていました。話は安野光雅「算私語録」にもどりますがあのWむすんでひらいて”がルソー作曲とありました。歴史上の巨人は音楽家を目指しているうちに思想家になったのか!//絵師 到
             新橋で飲む

昨日は孫と遊んでから新橋で画友3人で飲むという贅沢をしました
●描くに苦手な対象はどうするかという話が出ました。困った問題です。まあ好きなものを描くようにして誤魔化すわけでしょうね。好き嫌いと苦手とは違うかもしれないけれど、と考えがまとまらないで夜が明けました。こんなこと書いてるって、まだ酔いが残っているらしいです。//絵師 到
                得手

なにが得手でなにが苦手かとお尋ねがありました
●雪景色は得手の第一で、北海道で描きこんだからでしょう。苦手は青い山。北国も南国も区別がつかないのよ青い山ってだけで。紅葉は先年木曾へ行ってから大好きになったけど、いまはまだ房総は青いねえ。明後日の土曜どなたか北へ車で行ってくれませんか日帰りで。//絵師 到
               春か秋か

昨日の絵に対してほっこりした秋色という方とまさか春の山だろうなという見方がありました
●いまは紅葉にまだ早い夏の終わりの旅を続けています。アルプス側の山辺はずーっとこんな眺めで、何故写真を撮っているのか不思議がられる普通の安曇野です。でも色合いは描いてるときの気分次第なの。ね、少し秋色でしょ。そう思いません?思うでしょ、思いなさい。//絵師 到
              木を彫る

烏川の吊り橋がある渓谷観光センターといったか管理事務所だったか(
●動植物の展示等がある小屋の辺りで見た木彫の小鳥。杭の上に5,6羽置いてあった。ここに木彫りの上手い人が勤めているのだろうか。それにしてもこの森の中へ鳥の声と谷川の音に囲まれに雨や雪の日も通勤するのですか。ストーブで温まっては作業に出るのですか。//絵師 到

*烏川渓谷緑地 環境管理事務所
            自分の生活

こうして人の生活を描いているとどうしても自分の来し方を振り返ることになります
●故郷の緑の中で生涯を過ごす、道を補修し森を守り虫を彫る人がいる。一方の自分は人と会い頼み礼を言い時に詫び、夜もお客をしたのですね。そのために単身赴任までしたんだなあと思うわけ。自分では普通と思っていたのですけど、よそ目には特殊だったのかしらと。//絵師 到
              人面岩

珍しい岩があるというので谷に落っこちないように気を付けながら見に行きました
●人の顔が見えますがいま貴方に見えているのは若い女性の横顔ですかそれとも年配女性の斜め顔ですか。小生には交互に見えたので思い出しました。そうかこれは多義図形だ。心理学のネッカーキューブを自分でも描いたことがあるから、それも見ていただきますかね。//絵師 到

     一部の方には見てもらいましたが

一つを見ると他が消える 交互に見えるが両方いっぺんには見えない多義図形
●WINE for TWO:ワインが見えていますか横顔が見えていますか THREE SISTERS:二人の横顔ですかそれとも一人の正面向きですか WHERE is PEGASUS?:ネッカーキューブです ペガサスがいるのは手前の面ですか奥の面ですか。いずれも典型的な例で。//絵師 到

          でえだらぼう

巨大な彫刻が安曇野を見下ろす丘の上にたっていてまるで伝説の巨人のようでした
●配信仲間から転勤先からまた元の大阪に戻ったとの挨拶状をもらいました。住む部屋まで元のところで「規則正しい生活に戻り、毎晩酒浸りです」って、それはそれは。以前通った店へ行ったら「まー、帰らはったんですか」って喜ばれたりして、いいよねえ。なんか秋だなあ。//絵師 到

           バンザイ

またこれも何点も見ていただきました安曇野のアルプス側によくある風景です
●昨日の彫刻を丘の上からここを見下ろす巨人のようだといいました。すると「巨人が安曇野の美しさに バンザイしているようですね」と。おお、嬉しい、描き手を超える解釈。その見方にこそバンザイです。この返事をくれたクボサンは満州鞍山市大宮小学校の友だちです。//絵師 到

              吽

有明山を御神体とする神社にお参りしたときのあれをどう申してよいのか
●深 重 厚 古 などの言葉で表現すべきあるいはWずし―んWとかWどーんWなどの感覚でいうべきなにかが感じられました。ね、この狛犬さんもなにか違うでしょ。いや大きさはねえまあ普通なんですけどどこか姿が違うの。念のために明日阿形も見ていただきますね。//絵師 到

               阿形

ほらね頭から肩へかけて動きのある面白いデザインでしょう
●一昨夜は酒を飲まなかったからバレーボールのドイツ戦を最後まで見ました。飲んだら途中で寝ちゃうのだけど。そこで酒を飲まなかったら時間がどれほど有効に使えるかを話したの。まず絵を描く、次に本を読む、そして酒を飲む・・・そうですねやっぱり。いまと同じでした。//絵師 到 

 もういっちょう

このデザイン!りっぱな番兵を据えて穂高神社を権威づけした感じがします
●そういえば三越のライオンを思い出すのですが、ちょっとまえに孫達を連れて行ったところ帰宅後「おかあさん、ライオンが来る?」と訊いた。いとこのお兄さんが「このライオンが夜になったら早穂ちゃんちに来るよ」と言ったので怖かったらしい。幼児には巨大ですものね。//絵師 到

             岩窟

有明山神社から沢山の石仏が祀られている山中を行くと
●上に祠が建つ大きな岩がありました。横穴式古墳でしょうが、八面大王が籠ったと言い伝えられています。小生はどの角度から見たら絵になるかと周囲を歩き、ユウサンは岩を組んだ洞穴を覗き観察しています。対象へのアプローチの仕方が違うなあと面白かったですね。//絵師 到

             安曇野夕焼け

秋の夕焼け鎌を研げ 明日も晴れだ
●初秋の安曇野の報告を今日で終わります。見てくださった皆様ありがとうございます。一緒に旅してくれたユウサンとガンサンとても楽しかった、お礼申し上げます。報告の間に房総の桜もほとんど葉を落とし欅が散り始めています。さあ今朝も公園へ落葉を掃きに行こう。//絵師 到

  楽しい旅の思い出をありがとうございました//がん

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